よみがえれ日本橋
1.趣旨
天下の名橋であり、わが国道路の原点である日本橋に、昔日の面影はない。 高架高速道路の足元に喘ぎ、美観、風格は損なわれ、かつての威風は地に落ちたと言わざるを得ない。 わが保存会としては東京オリンピック成功を担った高速道路のはたらきに賛辞を惜しむものではない。然し、わが国における日本橋の存在は限りなく巨きく、国民の心に脈うつ日本橋への愛情の念は、いよいよ深い。 われわれ保存会は、こよなく日本橋を慈しみ、橋洗いなど日常活動を実施しているところである。 わが日本橋に、かつての如く陽光がふりそそぎ、街に生気と潤いの満ちる日を架橋400年を閲した今、待望するや切である。
2.活動目標
日本橋と交差する高架高速道路を、地下に移設する等の方法により、日本橋をよみがえらせる。
3.活動方針
上記目標を、日本橋保存会の総意として決議し、この趣旨を広く周知させ、実現に向けて運動を展開する。
4.活動の展開
- ①本活動について決議することにより、保存会の意思と期待を天下に表明する。
- ②広く理解と賛同を得るため、PRにつとめる。
- ③関係機関に対し、然るべき時期に実現方を要望する。